「プール熱」子ども患者、過去10年で最多
夏に子どもの間で流行するいわゆる「プール熱」の患者が、過去10年間で最も多くなっている。
咽頭結膜熱、いわゆる「プール熱」はアデノウイルスに感染する病気で、患者の咳(せき)で飛び散ったウイルスを吸い込んだり、吐しゃ物などに触ったりして感染するほか、子どもたちがプールの後、タオルを使い回すことでも感染する。感染すると、喉の炎症や発熱、結膜炎になる。
国立感染症研究所によると、先月22日からの1週間に子どもの患者数は1医療機関あたり0.91人と、前の週から40%増え、過去10年間で最も多いという。
厚労省は、タオルを使い回さないことや石けんで手を洗うことなどを呼びかけている。