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阿蘇神社 幻の宝刀「蛍丸」復元し奉納

2017年6月17日 22:09
阿蘇神社 幻の宝刀「蛍丸」復元し奉納

 熊本県の阿蘇神社に伝わり終戦後に所在不明となっている幻の宝刀「蛍丸」。その復元プロジェクトが進められ1年4か月の製作期間を経てついに完成し、17日に神社に奉納された。

 復元を行っていたのは岐阜県関市の刀匠、福留房幸さん(32)と大分県竹田市の弟弟子(刀匠)興梠房興さん(35)。17日は阿蘇神社で「蛍丸」の完成を奉告する式典が行われ、現代に蘇った刃渡り1メートルを超える大太刀を一目見ようと、全国各地から神社の境内を埋め尽くすほどの大勢の刀剣ファンが詰めかけた。

 山口県から来た刀剣ファン「実際の刀の大きさというのは迫力があるし、全体の厚みや切っ先までがすごく立派で、本物で見られたのがうれしいです」

 復元された「蛍丸」は、8月7日から熊本市内の美術館で行われる阿蘇神社の企画展でも公開される予定。