小池都知事 「難民選手団」の女性と会談
東京都の小池知事が、去年のリオデジャネイロオリンピックで『難民選手団』として活躍したシリア出身の女性スイマーと会談し、エールを送った。
小池知事が面会したのは、国連難民高等弁務官事務所で史上最年少の19歳で親善大使に任命されたユスラ・マルディニさん。マルディニさんは、シリア内戦から逃れる中で、地中海を泳いでギリシャに渡り、苦難の末、去年のリオ・オリンピックで史上初めて結成された難民選手団の一員として、競泳種目に出場した。
会談では、2020年東京オリンピック出場への抱負も語った。
マルディニさん「私が目標を達成することで、祖国の人に誇りに思ってほしい。そして多くの人々に、いつか夢はかなう、努力は必ず報われると伝えたい」
またマルディニさんは、「難民も皆さんと同じ普通の人間だ」と述べて、多くの人に支援の意識を持ってほしいと訴えた。これに対し小池知事は、「2020年大会では、難民チームではなく、シリアの代表として出てもらえるのが理想だ」などとエールを送った。