「おたふくかぜ」で難聴 初の大規模調査
「おたふくかぜ」が原因で難聴になった患者に対する、初めての大規模調査の結果が公表された。
おたふくかぜは、耳の下が腫れて痛みが出る、主に子どもがかかる感染症で、ほとんどが軽い症状だが、難聴を発症する場合がある。
学会は5日、2015年からの2年間で少なくとも314人がおたふくかぜが原因で難聴になったとする結果を公表した。このうち、200人以上が13歳以下の子どもだった。
現在使われているおたふくかぜのワクチンはまれに髄膜炎の発症があるため定期接種が中止されていて、学会は、一刻も早くワクチンを改良し、定期接種を再開するよう求めている。