「ドカーンと突き上げ」秋田県で震度5強
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8日午後10時23分ごろ、秋田県で最大震度5強の揺れを観測する地震があった。これまでにこの地震によるケガ人の情報は入っていない。
8日午後10時23分ごろ、秋田県内陸南部を震源とする地震があった。震源の深さは9キロで、地震の規模を示すマグニチュードは5.2と推定されている。
大仙市神宮寺では震度5強の揺れを観測したほか、仙北市西木町で震度4、秋田市や横手市、由利本荘市、北秋田市などで震度3、東北地方の広い範囲で揺れを観測した。
この地震の影響で秋田・三郷町の住宅で農業用のタンクが倒れ、一時、軽油が漏れたほか、大仙市では窓ガラスが割れたり、店の物が落ちたりするなどの被害が出た。
被害のあった店の店長「最初は縦に揺れて、東西に揺れて、あちこちに揺れる感じ。体感的には長く感じた」
大仙市のホテルでは、グラスが割れるなどの被害が出たという。
大仙市内のホテル従業員「(揺れは)ドカーンという感じです。底から突き上げてくるような感じ。立っていられないくらいの地震はありました。宴会用の部屋にあるグラス類は、ある程度倒れて割れているみたい。ビンの飲み物は50センチくらいの高さから落ちて割れている」
気象庁は、今後1週間ほどは今回と同じ程度の揺れに注意するよう呼びかけている。