「一刻も早く」拉致被害者家族、首相と面会
北朝鮮が日本人の拉致を認めた日朝首脳会談から15年となる17日、拉致被害者の家族らが安倍首相と面会し、改めて一刻も早い解決を訴えた。
拉致被害者家族会・飯塚繁雄代表(79)「一刻でも早く解決に結び付けていかないと。核・ミサイルと拉致問題は切り離して、国の最重要課題・最優先課題であるということを前面に出して、積極的な行動、活動をお願いしたいと思う」
安倍首相に面会した家族会の飯塚繁雄代表は「時間がたっても解決できない悔しさを感じています」と切実な思いを語った。
2002年9月17日に開かれた日朝首脳会談で、北朝鮮は初めて日本人の拉致を認め、1か月後には5人が帰国したが、その後15年間、拉致被害者は一人も帰国できていない。
安倍首相は、北朝鮮による核実験やミサイル発射が相次ぐことにふれ、「このような状況においても、拉致問題を埋没させてはならない」と、解決に向け取り組む姿勢を強調した。