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熊本地震から1年半…4万5千人が仮住まい

2017年10月14日 12:51
熊本地震から1年半…4万5千人が仮住まい

 熊本地震の前震から14日で1年半。被災地では今も、約4万5000人が仮住まいを余儀なくされている。

 熊本県によると、熊本地震で亡くなった人は、災害関連死も含め246人。また、今も約4万5000人が仮住まい。2度の震度7の揺れに襲われた益城町では、今も壊れた家に住み続ける人もいる。

 仮設住宅で暮らす人は、この半年で5%しか減っていない。政府は今月、原則2年の仮設住宅の入居期限を1年延長することを決めた。

 また、壊れた建物の公費解体は全体の87%まで進んだが、熊本市では公費解体を申請したマンション18棟のうち9棟が未着工。通常、マンション解体には全所有者の同意が必要だが、熊本地震で初めて「8割以上」の同意で取り壊しができる「被災マンション法」が適用された。しかし、訴訟などを避けたい熊本市が、「所有者全員の同意」を条件にしたため、解体が進んでいない。

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