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さい帯血バンク事業内容をHP公表 厚労省

2017年11月1日 15:24

 へその緒や胎盤に含まれる血液、さい帯血が違法に投与された事件を受け厚生労働省は、民間のさい帯血バンクの事業内容などをホームページで公表した。

 倒産した民間バンクから流出したさい帯血が美容目的などで違法に他人に投与されていたことを受け、厚労省は、ことし9月、事件の再発防止のため民間のさい帯血バンクに対して事業内容を届けるよう求めていた。

 厚労省は、1日、届け出た2つの民間バンクの事業内容などをホームページで公表した。さい帯血の保管件数や、契約が終了した際のさい帯血の取り扱いのほか1社については、保管費用やバンクの経営状況なども確認できる。

 2つの民間バンクは女性やその夫が契約し、女性の出産時に採ったさい帯血を、生まれた子どものみ、または、子どもとその家族が将来病気になった場合、治療に使うために保管する。

 厚労省は、保管を検討している人がバンクの状況を確認するための判断材料にしてほしいとしている。

 http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/ishoku/saitaiketsu.html