座間事件 年内に再発防止案まとめる方針
神奈川県座間市のアパートで9人の遺体が見つかった事件を受け、政府は10日、再発防止対策を話し合う関係閣僚会議を開いた。
神奈川県座間市のアパートで9人の遺体が見つかった事件では、被害者らはSNSをきっかけに、事件に巻き込まれたとみられている。
こうした中、政府は、10日、再発防止を話し合う関係閣僚会議を開き、インターネットへの自殺に関する不適切な書き込みの削除や、自殺願望のある若者の心のケア対策など、政府一体となって対策強化を進めることを確認した。
会議後の会見で、菅義偉官房長官は、「今回の事件は、被疑者が人の目の届きにくいSNSを利用し、被害者の心の叫びにつけ込んで言葉巧みに誘い出し、殺害するという極めて卑劣な手口である」と指摘した。
政府は、今後、関係省庁の局長級会議を開くなどし、年内に再発防止案をまとめる方針。