川が青緑…魚が大量死 原因は工場の塩化銅
11日、埼玉県草加市の川が青緑色に変色し魚が大量に死んだ問題で、近くの化学工場のタンクに亀裂が入り、塩化銅が流れ出たことが原因だったことが分かった。
草加市の古綾瀬川では11日、300メートルから400メートルの範囲で青緑色に変色し、100匹以上の魚が死んでいるのが見つかった。
埼玉県は12日、川から1キロほど離れた八潮市にある化学品製造工場から有毒の塩化銅が流れ出たことが原因だったと発表した。
工場の貯蔵タンクに亀裂が入り、そこから塩化銅が地下の排水管を通って川に流れ出たという。水道や生活用水への影響はないという。
埼玉県は工場側に詳しい事故原因を究明するよう指導している。