両陛下 ご自身の和歌題材の書を鑑賞
天皇・皇后両陛下は、ご自身の和歌を題材にした書道展をご覧になった。
天皇・皇后両陛下は19日午前、都内の日本書道美術館を訪問された。両陛下が鑑賞したのは、お二人が昭和時代から詠まれてきた和歌など160首を書家や各界の第一人者らが書にした作品を展示する特別展。
両陛下はまず、天皇陛下が今年の歌会始で詠んだ「野」という題の和歌の書を見て、昔、那須御用邸で自然調査の際に虫の音を聞いた思い出を懐かしそうに振り返られていた。
また、去年、熊本地震の被災地の避難所で、天皇陛下が少女から折り紙のユリの花を受け取った様子を詠んだ和歌の前では、陛下は折り紙について、「暖炉の脇に飾っているんですよ」と明かし、皇后さまも「かわいいお子ちゃんでしたね」と目を細められていた。