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口永良部島で火山性地震増加 警戒呼びかけ

2017年11月28日 18:06

 2年前に爆発的な噴火が起き、入山が規制されている鹿児島県の口永良部島で、先週末から火山性地震が増加している。気象庁は、入山を規制する噴火警戒レベル「3」を維持し、引き続き警戒を呼びかけている。

 気象庁によると、鹿児島県・口永良部島では、25日から火山性の地震が多くなっていて、新岳火口のごく浅い場所を震源に、27日は65回、28日も午後3時までに45回の地震が発生している。地震の回数が1日に50回を超えたのは、爆発的な噴火が起きた2015年5月以来のこと。

 また、火山ガスの量も、1日あたり200トンと、やや多い状態が続いているということだが、今のところ、山の膨張を示す傾斜計の値に特段の変化はなく、マグマや熱水の動きを示す火山性微動は観測されていないという。気象庁は、入山を規制する噴火警戒レベル「3」を維持した上で、火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけている。

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