大飯原発で再稼働遅れ データ改ざん影響で
関西電力は、神戸製鋼所のデータ改ざん問題の影響で、大飯原発の再稼働が2か月程度遅れると発表した。再稼働は、来年3月ごろになる見込み。
大飯原発を巡っては今月27日、立地する福井県の西川知事が再稼働への同意を表明し、3号機が来年1月に、4号機が来年3月に運転を再開する計画だった。
神戸製鋼のデータ改ざん問題を受け、関西電力が大飯3、4号機について調査したところ、主要な部分で問題の製品は使われていなかったが、大容量ポンプなどの冷却設備にも神戸製鋼の製品が使われていて、問題がないか調査する必要があるため30日、原子力規制委員会に計画の変更を届け出た。
大飯原発は再稼働の時期が2か月程度遅れ、3号機が来年3月ごろに、4号機が来年5月ごろになる見込み。関西電力は、「再稼働後、速やかに値下げしたい」としている。