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胃袋の限界に…青森の大漁祈願「おこもり」

2017年12月16日 16:32
胃袋の限界に…青森の大漁祈願「おこもり」

大漁祈願の伝統行事「おこもり」が15日夜、青森県佐井村で行われ、男たちが神社にこもり、胃袋の限界に挑んだ。

「おこもり」は江戸時代から伝わる伝統行事。牛滝神明宮に30人の男たちが集まり、「しる、しる」「めし、めし」と声を張り上げながらごはんとすまし汁を食べ続けた。男たちは周りにはやしたてられると、おなかがいっぱいになっても茶碗をたたいておかわりを求め、延々と食べ続ける。

今年は漁師の後継者対策「漁師縁組事業」で村に移住した2人も初めて参加し、限界に挑んだ。

漁師縁組で移住した世良昌士さん「初参加だったので新鮮だったですね。おもしろい風習だなと思いました」

牛滝地区総代・坂井一尚さん「みんな頑張っているので、このまま元気良く、牛滝の荒波に負けないで、1年、2年と過ごしてもらいたい」

大漁と無病息災を祈る行事は夜遅くまで続き、神社は叫び声や笑い声に包まれていた。