千島海溝沿い、東日本大震災級は最大40%
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政府は、北海道の千島海溝沿いでも東日本大震災のような「超巨大地震」が起きる可能性があり、その確率は、今後30年で最大40%に上ると発表した。
政府の地震調査委員会が、北海道の十勝から根室地方沿岸の地層を調べたところ、千島海溝沿いでは、東日本大震災クラスの「超巨大地震」が平均で340年から380年の間隔で発生し、直近では、17世紀に起きていたことがわかった。
その上で、「超巨大地震」が今後30年以内に起きる確率は、最大40%に上ると発表した。
地震調査委員会・平田直委員長「東北で起きた、2011年に起きたような非常に大きな地震が、千島海溝で起きる可能性が高い」
また、実際に地層を調べた研究者で、北海道大学・平川一臣名誉教授は「ほとんど400年弱くらいの(周期で)来ている。すでに400年たっているので、いつ超巨大津波が来てもおかしくない」
国は今後、具体的な津波の高さなどを想定し、公表することにしている。