日本企業開発の月面探査車 打ち上げ地へ
世界初の民間企業による月面探査レースに挑むため、日本のベンチャー企業が開発した月面探査車が、打ち上げ予定地のインドに向け旅立った。
レースに挑むのは、ベンチャー企業などで作るチーム「HAKUTO」が独自に開発した月面探査車「SORATO」。全長約60センチ、重さ4キロの車体は太陽電池や耐熱素材で覆われ、昼には100℃以上の高温になる月面の環境に耐えられるよう設計されている。
グーグルなどが出資する月面探査レースは、賞金総額約34億円で、獲得条件は来年3月までに探査車を月に着陸させ、月面を500メートル移動して地球に映像を送ること。
SORATOは、1月以降、インドのロケットで打ち上げられ、世界32チームの中から絞り込まれた4チームとともに月面に挑む。