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全日空機オーバーラン ブレーキ遅れが原因

2018年2月22日 10:28
全日空機オーバーラン ブレーキ遅れが原因

去年1月、北海道の新千歳空港で、全日空機が滑走路をオーバーランしたトラブルで、国の運輸安全委員会は、ブレーキ操作の遅れなどが原因だとする調査報告書を公表した。

このトラブルは去年1月19日、新千歳空港で、全日空のプロペラ機が着陸後に滑走路をオーバーランして、雪が積もった草地に突っ込んだもの。報告書では、機長のブレーキ操作が遅れたこと、減速するためにエンジン出力などを調整する「パワーレバー」を十分引いていなかったことの二つが主な原因と考えられるとしている。

ブレーキ操作が遅れた理由は、当時、滑走路が除雪作業で1本しか使えなかったことなどから、他の航空機への運航を気にした機長が滑走路をなるべく早く通り過ぎようとしたためとみられるとしている。