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貴乃花親方「重大な疑義」内閣府に告発状

2018年3月10日 0:21
貴乃花親方「重大な疑義」内閣府に告発状

元横綱・日馬富士の傷害事件をめぐる日本相撲協会の対応には「重大な疑義」があるなどとして、貴乃花親方が9日、内閣府に告発状を提出したことが分かった。

貴乃花親方は自身のホームページで、9日、内閣府の公益認定等委員会に対し、告発状を提出したことを明らかにした。

代理人弁護士によると、告発状では、貴ノ岩への傷害事件をめぐる日本相撲協会の決議や発言には、不当・不適切、違法なものがあり、組織の適正な運営に「重大な疑義が生じている」と指摘。相撲協会による事件の調査は、「公正中立な内容とは到底評価できないものであり、身内による全く不十分な調査と報告をもって済ませようとしている」と述べている。

一方、自身が理事を解任されたことについては、評議員会が「弁明の機会を与えずに理事の解任という重大行為に及んだ」と指摘した。

その上で、公益認定等委員会が相撲協会に対し、立ち入り検査や聞き取りをした上で、組織を適正に運営するよう是正勧告することを求めている。

一方、9日、大阪では、相撲協会の理事会が開かれたが、貴乃花親方は出席しなかった。理事会関係者によると、八角理事長が、会議や研修会に出席しない貴乃花親方の姿勢に苦言を呈したという。