65歳以上の介護保険料 制度開始から倍に
今年度、65歳以上の人が納めている介護保険料の平均は、ひと月5869円で、制度が始まった18年前のおよそ2倍になったことが厚生労働省のまとめでわかった。
これは21日、政府の経済財政諮問会議で報告されたもの。
介護サービスを支える保険料は、市区町村ごとに違い、3年ごとに改定されている。65歳以上が納める保険料は、今年度からの3年間は、昨年度より355円増加し、全国平均でひと月5869円。これは、制度が始まった18年前の保険料2911円のおよそ2倍。
厚労省は、介護保険料が上がる要因として、高齢化が進み、介護サービスを受ける人が増えたこと、介護職員の給与などの待遇を改善する必要があるためとしている。
厚労省などは、今後も介護の費用は増え続け、高齢者の人口がピークとなる2040年度の介護保険料は、平均でおよそ9200円になると推計している。