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JR東海 台車の温度上昇検知装置を増設

2018年5月30日 19:35
JR東海 台車の温度上昇検知装置を増設

JR東海は、新幹線「のぞみ」の台車に亀裂が入った新幹線初の重大インシデントを受け、台車の温度上昇を検知する装置を3個増設すると発表した。

この対策は去年12月にJR西日本の新幹線「のぞみ」の台車で、破断寸前の亀裂などが見つかった重大インシデントを受けたもの。この重大インシデントではトラブルの直前、台車の温度を検知する装置が一部の台車の温度上昇を検知していた。これを受け、JR東海はこれまで神奈川県小田原市と、愛知県豊橋市の鉄橋の2か所だけに設置していたこの装置を3個増やして計5個にすると発表した。

新たな装置3台は、来年度末までに順次設置され、温度の変化をきめ細かく検知し異常の発生に素早く対応できるようになるという。