帰還の金井宇宙飛行士 国内でリハビリ開始
ISS(=国際宇宙ステーション)に約半年間滞在し、先週、宇宙から帰還した金井宣茂宇宙飛行士が、地上に体を慣らすため日本国内でリハビリを始めた。
金井宇宙飛行士「(帰還直後は)座っているんですが世界がぐるぐる回っているような状態が続いていて」
宇宙に長期滞在すると筋力やバランス感覚が低下するため、地上での生活に慣れるためのリハビリが必要。これまで日本人宇宙飛行士は主にNASAが主導するリハビリを行ってきたが、今回から初めてJAXAが主体となって国内でリハビリを行っている。
15日はボールを投げ合ったり、細かくステップを踏んだりしてバランス感覚を取り戻す訓練を行ったが、体の動きは宇宙に行く前と比べて5割から6割程度しか回復していないという。
金井宇宙飛行士は「NASA任せでなく、日本にもデータを蓄積することで独自の新しいリハビリの手法を作るのが我々の役割」と話していた。