玄海原発4号機が再稼働 新基準下で9基目
佐賀県にある九州電力の玄海原発4号機が、16日午前11時、約6年半ぶりに稼働した。新しい規制基準での再稼働は、5つの原発で9基目となる。
佐賀県玄海町の玄海原発4号機の中央制御室では、16日午前11時、運転員が制御棒を引き抜く操作をし、原子炉を起動した。
4号機は当初、先月末の再稼働を予定していたが、1次冷却水を循環させるポンプで不具合が見つかり、3週間ほどずれ込んだ。4号機が稼働するのは、2011年12月に定期検査で停止して以来、約6年半ぶり。
九州電力によると、16日夜から17日未明にかけて、核分裂反応が安定的に持続する「臨界」に達する見通しだという。また、来月中旬には営業運転を開始する予定。