「諦めない」原口元気と難病少年の約束
原口元気選手と少年をつなぐのは“諦めない”気持ち――去年、原口選手が訪れた病院。そこで会ったのは、当時、小学6年生の菊地秋也くんでした。
秋也くん「いつもボールを頑張って取りに行って最後まで諦めない……好きです」
原口選手「諦めなかったらね」「なんとかなるから」
小学1年生の時に心臓の難病である「拘束型心筋症」と診断された秋也くん。11歳で余命1年の宣告――助かるには、一刻も早い心臓移植が必要でした。
秋也くんは、浦和レッズ時代から、ずっと原口選手の大ファンでした。それを知った原口選手が、お見舞いに訪れたのです。
原口選手「(ゴール)決めてほしい?」
うなずく菊地秋也くん。
原口選手「決められるように頑張るわ」
秋也くんと得点の約束をかわした原口選手――
「なんか頑張れとか言っても、頑張っているから。一緒にボールを蹴られるように………治ってくれたらいいなと思います」
一緒にサッカーができるように――半年後、アメリカでの手術が無事に成功した秋也くん。
秋也くん「みんなのお陰で手術が成功しました。今はアメリカにいるけど元気です」
手術の成功を聞いた原口選手は――
「すごく不安なものと闘っていたと思いますし、それに勝てた彼というのはすごく僕自身も、また勇気をもらいました」
【the SOCIAL lifeより】