皇太子さま、地震や津波の石碑をご視察
皇太子さまは27日、徳島県で地震や津波被害を記した石碑を視察してまわられた。
水と災害の歴史について研究している皇太子さまは、繰り返し起きている過去の地震や津波被害と、その教訓を記した石碑などを視察するため、27日、私的に徳島県を訪問された。
日本最古の地震津波の碑といわれる「康暦の碑」は、1361年の大地震による、津波犠牲者の供養のために作られたとされ、皇太子さまは、碑に掘られた名前を指で追いながら、丁寧に視察された。
「古いものが守り伝えられていることが素晴らしい」と述べ、先人たちが碑の形で教訓を残したことについて、「生かしていくことが大切」と話されていたという。
また、津波から避難するための施設を視察し、現在の取り組みについても説明を受けられた。