政府が導入を進めている、高収入の一部の専門職を労働時間の規制から外す「高度プロフェッショナル制度」について、過労で家族を亡くした遺族らが改めて強く反対した。

高収入の一部の専門職を労働時間の規制から外す「高度プロフェッショナル制度」が盛り込まれた「働き方改革関連法案」について、与党側は、２８日に参議院の厚生労働委員会で可決し、２９日の本会議で成立させる方針。

こうした状況を踏まえ、過労で家族を亡くした遺族らが２７日夜、東京で抗議集会を行った。

遺族らは、「高度プロフェッショナル制度を導入すれば、長時間労働や過労死が増える」などとして、働き方改革関連法案から高度プロフェッショナル制度を削除するよう、改めて強く求めた。