兵庫・豊岡市 過去の台風で堤防決壊も
低気圧や前線の影響で、全国的に激しい雨が降っている。
兵庫県北部の豊岡市では、朝から雨が降り続き、昼過ぎから雨脚が強くなってきた。身体をたたきつけるような勢いとなっている。
円山川は14年前、2004年の台風で堤防が決壊した。堤防が100メートル以上にわたって決壊し、8200棟以上が浸水、7人が死亡した。
午後5時現在、円山川は、氾濫注意の水位には達していないが、豊岡市によると、この場所は下流のため、上流で大雨が降ると、一気に水位が上昇することがあるという。
近所の人に話を伺うと、「2004年の台風では周りの住宅が流されているのを見たので、この雨が続くと怖い」と話し、不安そうな様子をみせていた。
午後5時現在、兵庫県内には、大雨・洪水警報が発表されている。兵庫県では6日昼までに北部で150ミリ、南部で250ミリの雨が予想されているため、大雨による河川の増水や土砂災害に厳重な警戒が必要。