はしか感染対策 医師ら費用助成など求める
2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を前に医師らが厚生労働省を訪れ、「はしか」の感染拡大を防ぐために観光施設の従業員などに対してワクチンの接種費用を助成することなどを求めた。
5日に厚労省を訪れた医師や患者の団体は、2年後の東京オリンピック・パラリンピックに向け、感染症対策の徹底を求めて、加藤厚労相に要望書を提出した。
要望書では、不特定多数の人と接することが多い、医療従事者や観光施設の従業員などに対して、「はしか」のワクチンの接種費用を助成することなどを求めている。
「はしか」を巡っては今年春、沖縄県で、台湾から来た旅行者から感染が広がった。団体は、「はしか」以外でもワクチンで予防できる病気については、無料で接種できるよう求めている。