「私が行方不明?」豪雨被災地で情報錯綜も
西日本豪雨の被害はさらに拡大し、死者184人、心肺停止が3人、64人が行方不明になっている。全世帯の2分の1以上が浸水した岡山県倉敷市真備町でも行方不明者の捜索が続いている。
倉敷市真備町では浸水した家屋の捜索がほぼ終了し、水田や水路などを中心に行方不明者を捜している。行方不明者について岡山県は、11日、捜索活動に役立ててもらうためとして40人以上の氏名を公表したが、このうち30人はすぐに存在が確認された。
行方不明とされた人たちは次のように話している。
――私が行方不明?生存確認に来ていた。奈良の消防かな。
――さきほど警察の方が来た。「3人行方不明になっている。それで来てみた」と言っていた。
――いろんな情報が錯綜(さくそう)していると思うので仕方がない。
岡山県は各自治体や警察、消防と確認の上、氏名を公表したとしているが、経験したことのないような大雨の災害に行政も混乱しているようだ。
倉敷市は12日も最高気温が30℃を超えるという予報も出されている。