避難所で健康状態を確認 感染症なども注意
西日本豪雨で、政府は12日午後、死者が200人に達したと発表した。広島市安芸区にある避難所から小正裕佳子キャスターが伝える。
こちらの避難所になっている小学校では、断水や土砂崩れの影響などで家に帰れない方など、およそ90人が生活している。
そして、入り口付近には貸し出し用の電動自転車が並んでいる。家に物を取りに帰りたくても、この周辺は坂道が多く、また、土砂やがれきが散乱していて車の通れないところがあるため、自転車を利用しているという。
避難生活で特に体にこたえるのが暑さ。こちらの体育館では扇風機や簡易のクーラーが入っているが、お年寄りや体調の優れない方は別の建物のより冷房のきく部屋で休んでいる。避難生活にも疲れが見えてきている。
また医師が巡回に来て、ひとりひとり、健康状態の確認をしていた。医師によると、特にこれからは熱中症への注意に加えて、感染症にも気をつけなければならないということで、消毒用のアルコールなども用意された。長引く避難生活で衛生面の管理も重要になってきている。