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東京の新たな玄関口に……「高輪ゲートウェイシティ」開業 国内最大級の開発エリア、ナゼこの場所に? “動く家具”も活躍

2025年3月28日 0:39
東京の新たな玄関口に……「高輪ゲートウェイシティ」開業 国内最大級の開発エリア、ナゼこの場所に? “動く家具”も活躍

国内最大級の開発エリアとなる、東京・港区の高輪ゲートウェイシティが27日開業しました。JR東日本は最寄り駅を含む5駅を中心としたまちづくりを進めていますが、背景には羽田空港や品川駅へのアクセスの良さがあります。今後の開発はどう進むのでしょうか?

■東京ドーム2個分にもなる広さ

並木雲楓アナウンサー
「27日にまちびらきを迎えた、高輪ゲートウェイシティ。一帯は商業施設やホテルの開発が進められています。すぐそばにはお店も立ち並んでいて、多くの人でにぎわっています」

藤井貴彦キャスター
「高輪ゲートウェイシティは、東京・港区の国内最大級の開発エリア。南北に約1.6キロあり、広さは東京ドーム約2個分になります」

■移動を支える「自動走行モビリティー」

藤井キャスター
「利用者の移動をサポートするため、自動走行モビリティーが導入されました。『ご自由にお乗りください』『手すりをお持ちください』というアナウンスが流れています。“動く家具”をイメージした乗り物で、無料で利用することができます」

■デリバリーや警備のロボットも

藤井キャスター
「他にも、デリバリーロボットや警備ロボット・清掃ロボットが、まちや施設内を走行するそうです」

小島よしおさん(お笑いタレント・『news zero』木曜パートナー)
「(自動走行モビリティーのアナウンスで)『ご自由にお乗りください』とありました。ちょっと遠慮しがちな日本の人に向いているなと思いました」

■アクセスの良さを生かしたまちづくり

藤井キャスター
「このまちは、東京の新たな玄関口を目指しているということです」

小栗泉・日本テレビ解説委員長
「高輪ゲートウェイ駅の前に造られていますが、この駅そのものは山手線で49年ぶりの新駅として2020年に開業しました。JR東日本は今、この駅を含む浜松町駅から大井町駅までの5つの駅を中心としたまちづくりを進めています」

「その理由の1つが、このエリアが羽田空港とのアクセスが良いことです。羽田空港から品川駅までは約15分。そこから1駅で高輪ゲートウェイ駅に行くことができます」

「さらに品川駅には今後、リニア中央新幹線が開通する予定で、完成すれば品川~名古屋間を最短40分で移動でき、将来的には大阪まで延びる計画となっています(品川~名古屋開業は2034年以降の見通し)」

「そうなれば国内外から利用者が多くなると見込まれます。JR東日本は東京の新たな主要拠点になると考えていて、そのさきがけとして開発しようとしているのが、この高輪ゲートウェイシティです」

■日本文化の発信も…今後の開発は

藤井キャスター
「今後、このエリアはどういう開発が進んでいくのでしょうか?」

小栗委員長
「27日にオープンしたのが、オフィスや飲食店などが入る2棟のうちの一部です。秋には上層階にホテルも開業。高輪ゲートウェイシティの開発は来年の春頃に完了する予定です」

「その中には、靴を脱いで上がることができる約100畳の畳のスペースもできる予定です。日本文化を発信するために、大規模なカルタの大会のオンライン配信なども検討しているということです」

小島さん
「この地域は海外から移住して暮らしている方も多いと思うので、靴を脱いでカルタができる畳のスペースなどは楽しめる空間になるのではないかなと思います」

「ここは僕の母校(早稲田大学)の創設者でもある大隈重信さんが関わり、明治の初めに海の上に線路を敷くために造られた『高輪築堤』が発見されている場所でもあります」

「150年ほど前に最先端のチャレンジをした場所で今、新たに最先端のエリアができているというのはロマンがあると思います」

(3月27日『news zero』より)

最終更新日:2025年3月28日 0:39
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