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小泉進次郎氏が総裁選“初挑戦”へ…出馬の意向固める

2024年8月21日 20:48
小泉進次郎氏が総裁選“初挑戦”へ…出馬の意向固める

“ポスト岸田”をめぐり11人の名前が挙がる中、小泉進次郎元環境相が自民党総裁選に出馬する意向を固めました。初当選から15年。“初挑戦”となる進次郎氏が21日に語ったことは。

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21日、その動向が注目される人に動きがありました。

──出馬意向の報道が出ていますが

小泉進次郎元環境相(43)
「今は周辺の報道ですから、ひとつひとつお答えすることは控えさせていただきます」

小泉進次郎元環境相がついに出馬へ。9月27日投開票の自民党総裁選に向け、自らに近い議員と会談を重ね、出馬する意向を固めたことが分かりました。

この一報にわいているのが地元の人々です。

横須賀市民(60代)
「市民としては(首相に)なってもらいたいよね。お父さんもああいう人だからアドバイスもあるだろうし」

横須賀市民(40代)
「全体的にまとめてくれる力があるんじゃないかなと」

小泉氏を支援するとみられるのが、同じ神奈川県が選挙区の菅前首相。小泉氏と関係が近く、首相経験もある大物議員です。

進次郎氏の父は言わずと知れた小泉純一郎元首相。父の地盤を引き継ぎ、2009年(当時28歳)に初当選しました。

その年、初めて国会に登院した際には、メディアが殺到。しかし、小泉氏は…

小泉進次郎元環境相(当時28歳)
「僕は逃げませんから、逃げませんから大丈夫ですよ」

新人議員ながら余裕の対応。この時、将来のビジョンも語っていました。

──総理大臣を最終的に目指したい?

小泉進次郎元環境相(当時28歳)
「『総理大臣になってほしい』そう思っていただけるような衆議院議員になることです」

そして2019年、安倍政権で環境相として初入閣。注目度が高まる一方、発言が物議をかもすこともありました。

就任直後、外交デビューとなった国際会議では…

小泉進次郎元環境相(当時38歳)
「気候変動のような問題は、楽しく、クールで、セクシーに取り組むべきだ」

さらに、温暖化の原因とされる「石炭火力発電」について海外メディアに問われると…

小泉進次郎元環境相(当時38歳)
「削減です」

海外メディア
「どうやって?」

小泉進次郎元環境相(当時38歳)
「・・・・・」

約6秒間の沈黙。そして…

小泉進次郎元環境相(当時38歳)
「先週就任したばかりです。(環境省としてではなく)政府として減らすことを表明しています」

また、独特の言い回しが”進次郎構文”とやゆされることも…

小泉進次郎元環境相(2019年)
「今のままではいけないと思います。だからこそ、日本は今のままではいけないと思っている」

小泉進次郎元環境相(2019年)
「毎日でも食べたいということは、毎日でも食べているというわけではい」

現在、総裁選に名前が挙がっている11人の中で、43歳の小泉氏は最年少になります。出馬すれば初挑戦。圧倒的知名度から当選すれば、次の選挙の顔になると期待されています。

ただ、党内からは…

自民党幹部
「進次郎はリーダーに必要な外交経験が乏しく、党の要職もやってないので総理としては経験不足。野党と対峙(たいじ)したらすぐにボロが出るだろう」

外相や財務相などの重要閣僚や党幹部はつとめたことがなく、経験が足りないとの声も上がっています。

小泉氏の支持に回るのは、菅氏に近い無派閥の議員や岸田派の一部など。すでに出馬に必要な推薦人20人を確保していて、政策を詰めるとともに出馬表明の時期について慎重に検討しているものとみられます。

   ◇

激化する“ポスト岸田”レース。自民党は21日、「THE MATCH」と銘打った総裁選のポスターを発表しました。“総裁の椅子”をめぐる戦いは誰が制するのでしょうか。

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