愛知“大規模漏水” 工業用水、段階的に利用可能に
愛知県豊田市にある取水施設で大規模な漏水が発生した問題で、事実上、供給が停止していた西三河地域の工業用水が、19日夜から段階的に利用できるようになりました。
この問題は、豊田市にある矢作川から水を取り込む施設で大規模な漏水が発生したものです。安城市にある浄水場では、この施設からの水の供給が止まったため、豊田市などの西三河地域への工業用水の供給が事実上、停止していました。
愛知県によりますと、浄水場への水の供給が再開したため、19日午後7時から、浄水場に近い地域から段階的に工業用水が利用できるようになりました。ただ、浄水場への水の供給が依然として不安定なことから、各事業所で利用できる水の量は通常の3割程度にとどめています。
一方で、供給が停止している農業用水については再開の見通しが立っていないということです。