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西日本豪雨 災害廃棄物は290万トン

2018年8月7日 13:44

西日本を襲った豪雨から6日で1か月。広島・岡山・愛媛の3県で発生した災害廃棄物の量は合わせて290万トンに達することがわかった。中川環境相は7日、学校など生活に近い場所に積まれている災害廃棄物については、8月中に撤去する方針を示した。

中川環境相は7日の閣議後の会見で、西日本豪雨により広島・岡山・愛媛で発生した災害廃棄物の総量が、現時点で290万トンに達することを明らかにした。これは、2016年の熊本地震での廃棄物303万トンに匹敵する量で、このうち8割は土砂となっている。

廃棄物の一部は現在も学校の校庭や住宅地の中の広場などに積まれているが、中川環境相は、こうした生活に近い場所に残る廃棄物については今月中に撤去し、別の仮置き場に移した上で分別処理を行う方針を示した。