１０日の夕方から、北関東を中心に、局地的に１時間に１００ミリから１２０ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を相次いで発表した。

群馬・前橋市で撮影された映像には、冠水した道路を、しぶきを上げて走る車の姿が映されている。撮影者によると、「およそ５分で、車線が見えないほどに冠水してしまった」という。

栃木県宇都宮市新里町では、トンネル横の土砂が数十メートルにわたって路上に流れこみ、県道が通行止めとなった。いまだ復旧のメドは立っていない。

関東地方は、大気が不安定な状態が続き、１１日の明け方まで激しい雨が降るとみられる。土砂災害や落雷などにも注意が必要だ。