日航機事故から33年 遺族らが慰霊登山
520人が犠牲となった日航機墜落事故から12日で33年がたつ。飛行機が墜落した御巣鷹の尾根には今年も遺族らが慰霊登山に訪れている。
33年前の1985年8月12日、羽田発大阪行きの日本航空123便が墜落し、乗客・乗員520人が亡くなった。
事故から33年がたった12日は早朝から慰霊登山が行われ、高齢の方が手すりにつかまり杖をつきながら、ゆっくりと足元に注意して登る姿も見られた。
そして、遺族らは亡くなった方の墓標に手を合わせ、犠牲者の冥福を祈った。
兄が亡くなった男性(54)「父が2年前に亡くなりまして。母親も高齢で来られないので、代わりに(自分が)行ってくると」
友人が亡くなった男性(53)「会おうねって、その約束が長い間果たせていなかった。きょうようやく果たせた」
午前10時半頃には、「安全の鐘」が鳴らされ、遺族らが空の安全を祈った。12日は早朝からこれまでに210人の遺族の方が慰霊登山を行ったという。
この後、夕方には、山の麓で慰霊式典が行われる。