8年ぶりに「麓山の火祭り」 福島・富岡町
福島県富岡町で15日夜、東日本大震災後、中断していた伝統の神事「麓山の火祭り」が8年ぶりに行われた。
「麓山の火祭り」は、富岡町に400年近く伝わる麓山神社の祭礼。震災、原発事故によって中断を余儀なくされたが、去年、町の一部の避難指示が解除され、神社の再建も進んだことから、8年ぶりに元の場所で行われた。
15日夜は、町民などおよそ50人が長さおよそ3メートル、重さ40キロ近くのたいまつを担ぎ、参道を登った。
参加した子ども「けっこう余裕でした。来年もやりたい」
父親「(子どもにとっても)これを機会に、この地域を思い出す機会になったと思う」
15日夜は、町を離れている町民も駆け付け、祭りの復活を見守った。