東急 防犯カメラでホーム転落を自動検知
東急電鉄は、駅構内の防犯カメラでホーム上から転落した人などを自動的に検知できる新たなシステムを公開した。
公開された「転落検知支援システム」は、駅に既に設置されている防犯カメラでホーム上の人やベビーカー、車いすを自動的に検知し、転落を確認すると駅員室などにアラームで知らせる仕組み。
アラームが鳴ったら、駅係員がカメラの映像を確認した上で、すぐに電車を止める。
このシステムは、今月8日から田園都市線鷺沼駅の上りホームで、駅係員や警備員などが少ない午後9時から終電までの時間に運用されている。転落事故をすぐに把握でき、ホームを巡回する駅係員などの負担軽減にもつながるという。
東急電鉄は、ホームドアが設置されていない他の駅などでの運用も検討している。