自動運転のタクシーが公道で客を乗せて営業走行する実証実験が都内で始まった。

２７日から始まった実証実験には、ハンドルやアクセル、ブレーキなどが自動で操作される車両が使われ、安全のため、運転席にドライバーが座った状態で走行する。

搭載されたカメラの画像や、高精度の地図の情報などをもとに決められたルートを走り、センサーで周りの車の位置を把握することで、車線変更も自動で行う。実験では、東京・大手町と六本木を結ぶ約５．３キロのコースを、片道１５００円の定額料金で走る。

実証実験を行う日の丸交通などは、自動運転のタクシーが公道で営業走行するのは、世界で初めてだとしていて、将来、完全に無人のタクシーで営業運転を実現することでドライバー不足などに対応したいとしている。