“消滅危機”の言語・方言 どう残すか議論
消滅の危機にある言語や方言を、どのように残していくかについて話し合う会議が、28日に文化庁で開かれた。
日本は、ユネスコ(=国連教育科学文化機関)から、アイヌ語や八重山方言など8つの言語や方言が「消滅の危機にある」と指摘されている。
28日の会議では、この8つの言語や方言に加え、東日本大震災で被災し、人口が減った岩手県三陸地方の方言などを継承していくための取り組みが報告された。
文化庁は、「言語や方言は、単なるコミュニケーションの道具ではなく、地域の生活や文化に密接に結びついているものであり、多様な文化の源だ」などとして、各地の方言などの保護や継承を進めていて、今年11月、沖縄県宮古島で「危機言語・方言サミット」を開く。