放射性トリチウム含む水 処分方法で公聴会
福島第一原発でたまり続ける放射性トリチウムを含む水の処分方法を議論する公聴会が、30日から始まった。
汚染水を処理した後に出る放射性トリチウムを含んだ水を巡っては、国の小委員会から水で薄めて海へ放出する方法や地下に埋設する方法など5通りの案が出されている。
公聴会は、どういった処分方法がいいか国民の意見を聞くもので、30日には富岡町で開かれた。
原子力規制委員会では「海への放出が現実的に唯一の方法」との立場を示しているが、富岡町の公聴会では「海への放出は風評被害を招くので反対」といった意見が多く出された一方、「放射線量を監視した上で、海への放出を容認すべき」といった意見も出された。
公聴会は31日にも、郡山市と東京都で開かれる。