トリチウム含む水 長期間タンク保管の案も
福島第一原発でたまり続ける放射性のトリチウムを含む水の処分について2日間にわたって行われた公聴会が終わった。海に放出する案に反対が相次ぎ、国は長期間タンクで保管する案も検討に加える考えを示した。
トリチウム水について国の小委員会は、水で薄めて海に放出する案をはじめ5つの処分案を示している。31日、公聴会が行われた東京では全ての出席者が現時点での海洋放出に反対し、多くが100年程度タンクで保管し放射能が減るのを待つべきとの意見を述べた。
これを受けて国の小委員会は、長期間タンクで保管する案も選択肢に加えて今後、議論する考えを示した。2日間にわたった公聴会はこれで終了した。