関西空港 一部再開で通常4割程度の運航に
台風21号の影響で閉鎖していた関西空港のメインターミナルが14日、10日ぶりに一部再開した。
関西空港には、朝早くからスーツケースを持った利用客の姿が多くみられる。ただ、再開は南側のエリアのみで、今も再開していない北側には、立ち入り禁止の柵を設けるなどして、利用客が入らないよう対応している。
復旧したメインターミナルの一部エリアでは、早朝から、チェックインを待つ利用客の長い列ができた。関西空港は、今月4日の台風21号で、滑走路などが浸水し、メインターミナルは閉鎖が続いていたが、停電やシステムが復旧した南側のエリアで14日から運用を再開することになった。
国内線が82便、国際線は113便が運航する予定で、2つのターミナルあわせて通常の4割程度の運航となる。
一方、連絡橋にタンカーが衝突した事故を巡っては、海上保安庁が船長から事情聴取を行っている。船長は13日、報道機関に『予見できない異常気象により事故が発生した』とする書面を公表していて、停泊場所は正当だったと主張している。
事故の影響で、空港へのアクセスは鉄道やマイカーは利用できず、シャトルバスなどに限定されているため、早めに空港へ来る人の姿が多くみられた。