拳銃やサリン想定…東京ドームで対テロ訓練
来年のラグビー・ワールドカップや2020年東京オリンピック・パラリンピックを控え、警視庁は20日、東京ドームで拳銃やサリンを使ったテロへの訓練を行った。
東京ドームでのコンサートに来た外国の要人をテロリストが襲ったという想定の訓練では、拳銃を持ったテロリストに警備犬が飛びかかり制圧した。また、手荷物検査の最中にテロリストがサリンの入ったペットボトルを投げつけたという想定の訓練も行われ、化学防護服を着た特殊部隊がサリンを回収して除染作業を行い、警察官と警備員が協力してドーム内の観客を避難させた。
警視庁は、国際的な大規模イベントが相次いで開かれるのを前に、官民の連携を深め、テロ防止に努めたいとしている。