民間企業で初 日本のベンチャー月探査計画
日本の宇宙ベンチャー「ispace」が、世界初の民間企業による月探査計画を発表し、開発中の月面着陸機などの模型を公開した。
「ispace」は、自社開発の無人月探査機をアメリカの「スペースX」社のロケットで打ち上げ、2020年に月を周回して軌道上から月探査を行い、2021年に月に探査車を着陸させ、月面探査を行う計画を発表した。成功すれば、民間企業としては世界初の月面探査となる。
ispace 袴田武史代表「必ず実現していきますのでみなさんよろしくお願いいたします」
月面着陸機は高さ約3メートルで、打ち上げから約11日間で月の軌道に到着し、1か月ほどかけて月面に着陸。内部に収納された探査車で月のクレーターなどを探査する計画。
将来的には月で人が生活できる環境の整備を目指し、年間に数回、月と地球を往復する輸送技術を確立したいとしている。