2週間以上セキが続く…結核の可能性
日本でも人口の6人に1人が感染していると推測され、毎年1万数千人が発病している病気「結核」。
26日夜の深層NEWSに出演した専門家は、2週間以上セキが続く場合は、結核の可能性を疑った方がよいと警鐘を鳴らした。
結核研究所・名誉所長 石川信克氏「長引くセキは赤信号、と私たちは言っているが、普通のカゼであれば、だいたい1~2週間で落ち着く。そういう場合にはカゼだということで済む。それが2週間以上続く場合には、念のため、お医者さんに行って、会社の健診や学校の検診を何も受けたことがない、1年以内にという場合には、1度レントゲン写真を撮ってもらうことが大事」
結核研究所の石川信克名誉所長はまた、結核を発病しても気付くのが遅れて、菌を周囲にばらまいてしまうなど、診断の遅れが集団感染を招いてしまう、と指摘した。