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遠隔操作ロボットで授業 N高校の取り組み

2018年9月27日 13:50
遠隔操作ロボットで授業 N高校の取り組み

遠隔操作のロボットで“自分の分身”が授業に出るという試みが、学校法人角川ドワンゴ学園・N高等学校で行われました。その様子を取材しました。

動かしているのはN高2年の森美樹さん(16)。脳脊髄液が漏れ出してしまう「脳脊髄液減少症」のため、通学は体に大きな負担になってしまいます。

症状がでると、ひどい頭痛やめまい、耳鳴り、倦怠感(けんたいかん)などに襲われ、すぐ横になれる場所にいる必要があるのです。小学3年生から徐々に症状が出始め、高学年になると通学が困難に。中学は学校に行きたくても行けない日々が続きました。

出席日数が単位に影響することもあり、高校は通信制のN高へ。読書が好きで小説を書いたこともあるという美樹さん。N高では難関大を目指すコースで勉強に励んでいます。

今回、自宅から遠隔操作ロボットで授業に出席する実証実験に参加しました。ロボットはパソコンから操作します。操作画面には進む方向のガイドが表示され、教室の中を自在に移動できます。

取材したこの日の授業は、グループごとにまとめたプロジェクトのプレゼンです。美樹さんが発表を担当することになりました。モニターで表情や、身振り手振りも伝えることができます。遠隔でもしっかり発表を終えることができました。美樹さんはこう話します。

「ちゃんと学校に行って学校生活を送っている感じです。生徒の一員として授業に参加できるというのは楽しいです」


【the SOCIAL lifeより】

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