北海道地震 観光客に“宿泊費用”を補助
北海道胆振東部地震の被害を受けた北海道に、観光客を呼び込むため、宿泊費用を補助する「北海道ふっこう割」などの対策が決まった。
北海道内では、今月6日に発生した北海道胆振東部地震のあと、宿泊予約のキャンセルが相次ぐなど影響が広がっている。政府は、道内を訪れる観光客の宿泊費用を補助する、「北海道ふっこう割」などの対策をとりまとめた。
「ふっこう割」では、北海道を訪れる観光客の旅行商品や宿泊代金について、1泊あたり2万円を上限に、日本人旅行者の場合、最大3泊まで50~70%が、外国人旅行者の場合は、最大5泊まで70%が補助される。
28日、政府が閣議決定した、北海道胆振東部地震と台風21号の被害を受けた対策のための予備費、合わせて153億円の中から、81億円があてられる。石井国土交通相は、「北海道の風評被害を迅速に払拭し、宿泊需要の回復に全力を尽くしていく」としている。