台風縦断 屋根が道ふさぎ、貨物船流される
大型で強い台風24号は1日未明に関東を直撃し、首都圏では通勤・通学にも影響が出た。また、首都圏では屋根が飛ぶなどの被害も相次いでいる。
警察によると、1日午前1時半ごろ、埼玉県新座市でトタン屋根が強風で散乱し、国道をふさいだ。この影響で下り2車線が通行止めとなり、現在も撤去作業中だという。
さいたま市緑区では、1日午前0時すぎ、工事中の足場が強風の影響で崩れた。警察によると、けが人はいないという。また、蕨市中央では、1日午前2時ごろ、住宅の屋根が飛ぶ被害があった。
屋根の被害は、東京都内でもあった。
大田区では、民家のトタン屋根が崩れ、地面にバラバラに落ちてしまっている。東京・小金井市では東京学芸大学の敷地にある木が倒れ、道路をふさいだ。枝の一部は電線に引っかかっていて、警視庁が交通規制を行うとともに撤去作業を進めている。
神奈川県川崎市では、1日午前2時ごろ、台風から避難するためふ頭にいかりをおろして止まっていた貨物船が強風で流され、岸と接触した。乗組員は全員自力で避難し、けが人はいないという。
小田原市では、小田原城址公園にある松や桜の木が強風により根元から倒れるなどの被害が出ている。