大型の台風２５号は、西日本を強風域に巻き込みながら進んでいる。７日は北日本に近づくおそれがあり、警戒が必要。

６日午後５時現在、中国から近畿の一部が風速１５メートル以上の強風域に入っている。今後は、温帯低気圧に変わりながら日本海を東へ進む見込み。

台風の接近に伴い、鳥取では最大瞬間風速２１メートルを記録したほか、長崎・対馬市厳原で３９．５メートルを観測するなど、西日本では風が非常に強く吹いた。７日は北日本でも風が強まりそうだ。予想される最大瞬間風速は、中国地方から北海道で３５メートルとなっている。

また、７日夕方までの予想雨量は、多い所で、北海道で１２０ミリなどとなっていて、暴風や大雨などに警戒が必要。

一方、フェーン現象の影響で、日本海側では記録的な暑さとなった。新潟・三条は３６．０℃と１０月の国内最高を記録。上越市大潟や長岡、柏崎でも３５℃を超え、猛烈な暑さとなった。７日は関東で３０℃以上の所が多く、熱中症に注意が必要。