「豊洲市場」開場 予定より2年遅れて
東京都の新しい中央卸売市場、豊洲市場が、11日に開場した。当初の予定からは2年遅れのスタート。
江東区にある豊洲新市場は、11日午前0時に開場した。
豊洲市場は、築地市場から2.3キロ離れた臨海部に位置し、広さは築地市場の1.7倍となる40ヘクタール、閉鎖型の建物で、東京都は、魚の鮮度を保つための温度管理や衛生管理ができるのが特徴だと説明している。
豊洲市場への移転は、地下の土壌汚染問題で予定より2年遅れた。
今月6日、築地市場が営業を終え、各業者は急ピッチで引っ越し作業を行った。11日の午前5時半ごろには、初めてのマグロのセリが行われる予定で、「日本の台所」と呼ばれた築地市場の伝統や文化を継承し、新たな「豊洲ブランド」の確立を目指すが、交通渋滞などの課題も指摘されている。